大学訪問
母校の先生に挨拶をしに行きました。これまでは年1回の講演を続けていましたが、新たに年8回の授業を打診していただきました。本当に嬉しいお話ですが、今年は会社の予定が特に多忙で厳しそうなため、見送ることになりそうです。
その他、私の会社の話や、近い年代の卒業生の活躍、そして最近の大学の動きの話など、さまざまな話で4時間以上盛り上がりました。最後に、最近の学生に関する話に移りました。「教える側が『こいつはできない』と見切りをつけて諦めた瞬間、学生は伸びなくなる。教える側の気持ちは、良くも悪くも必ず伝わる。『こいつはできる』と学生を最後まで信じ切ることが大学の教授の役目だ。お前の会社でも同じだろ?」という話をされ、自分が信じきれているか、耳が痛くなりました。
たしかに、毎年講演を続けていて、学生からのフィードバックで「先生のようには頑張れない」という意見が年々増えてきていたとは感じていました。私は講演の際に、学生時代から死ぬ気でデザインに取り組んでいたというエピソードを毎年話していますが、心のどこかで「最近の学生は努力が足りないから自分と同じようには頑張れないかもしれないな」と年々感じていたのかもしれません。自分が無意識に思っていて、そんな気持ちを学生に見透かされていたのかもしれないと思うと、申し訳ない気持ちになりました。次回は「みんななら必ずできる」という気持ちを込めて臨みたいと思います。
社員に対してもそうです。会社によっては出来ない社員を切るという発想があったり、他人に期待しすぎないほうが良いマネジメントができるという話もあったりしますが、私の会社では「みんななら必ずできる」と最後まで信じ切る会社でありたいです。最近の自分はそうしたスタンスを貫けていたか疑問で心から反省し、胸に刺さるお話となりました。
大学を卒業してから長い年月が経ちましたが、先生と生徒というスタンスはいつまで経っても変わらずそのままでした。学生の時はあまり親しく話していなかった先生でしたが、こうして卒業してからも時間をとってもらえたことを嬉しく思う週でした。
今週の写真
四ツ谷駅のMikke Galleryで「丹原健翔 循環する宮殿」を見た際の写真です。
赤く照らされたビニールハウスが、なぜかブレードランナー2049を想起させました。映画の冒頭に出てくるビニールハウスの印象かもしれません、映画では日本語のビニールテープが貼ってありましたが、この展示のビニールハウスには「三菱農ビ」の文字がありました。
Tokyo art beatで見かけて訪れましたが、できたばかりのギャラリーのようです。私以外には誰もおらず、快適に見ることができました。駅からのアクセスがよく中も広々としており、通いたくなる良いギャラリーでした。
今週の音楽
LINKIN PARK - Meteora
昔よく聴いていたリンキンパークが復活するとのことです。新しいボーカルがまさかの女性でしたが、新しいライブを見たところ相性が良すぎて感動しました。リンキンパークといえば、このアルバムのNumb。新しいボーカルで昔の曲を撮り直すアルバムを作って欲しい。
世界中のファンからの相当のプレッシャーがある中で引き受けた新ボーカルの勇気がすごい。
今週のアプリ
TIMEPAGE ( iOSのみ )
文具メーカーのモレスキンが提供しているカレンダーアプリです。このアプリの良いところはモレスキンが作った他のタスクアプリ( 12通目 )と円滑に連動しているです。カレンダーアプリとタスクアプリ、それぞれが独立していて、片方だけ使用しても良いし、両方合わせて使用しても良く、ユーザーが自由に選ぶことができます。
同じ会社が別々のアプリを出すことはありますが、それぞれが円滑に連動しているものはあまり多くありません。モレスキンのアプリは、アプリ内の表示方法から購入プラン、そしてそれぞれのアプリの立ち位置の分け方まで、完璧な連携の仕方をしています。複数アプリを運営する場合の参考になる素晴らしいアプリです。
今週の映画
落下の解剖学(2023年) 10点中5点
映画館で見ようかどうしようか悩み、結局配信で見ることにして楽しみにしていた映画です。期待していましたが、良くも悪くもフランス映画。もやもやを残して心に訴えかける内容でした。
フランス映画といえば最近見たのは「ピアニスト( 59通目 )」でした。表現の仕方は違えど、王道のストーリーからはかけ離れた内容を見せてくれるフランス映画でした。
今週も酷い週でしたが、リングフィットでストレス発散!
来週も頑張りましょう、おやすみなさい!