今週も、本当にもりだくさんな一週間でした。会社やってました。毎日必死に食らいついて生きています。
新卒の候補者で、この時期に他の会社を受けず、一社だけの志望で受けにきてくれた方がいました。私の会社は、他にどこも受けずに第一志望で受けにきてくれる方が本当に多いと感じます。不採用になったらどうするのだろうと心配してしまいますが、それでも、そのようにしてまで選んでもらえていることが心から嬉しくもあります。
採用市場が激化する中で、唯一の魅力を持ち続けられるよう、やれる限りのことを尽くしていきます。
今週の映画
シンドラーのリスト (1994年) 10点中10点
先週見た「関心領域」からの繋がりで、ナチス関連の映画を選びました。経営者の主人公が、会社の事業を成功させるも、途中からユダヤ人を助けるために奔走し、最後はお金も命もかけて多くのユダヤ人を救い出すお話です。自分だったら本当に同じことができるのかと思いながら見ていて、最後に感謝されるシーンは心に刺さりました。最も多くの人を幸せにできる職業が経営者で、シンドラーはまさにそれを成し遂げた人なのだと思います。
シンドラーのお墓にお参りに来る人のシーンを見て、「任天堂の社員の方が今でも困った時は岩田さんのお墓に行く」というお話を思い出しました。社員が墓にお参りに来てくれるような社長になることは、私の考える理想の社長像です。私は、今も会社のために毎日泥水を舐め、責任を負い、全力投球をしていますが、誰かに墓に来てもらえるほど頑張れているのかと思うと努力が足りません。シンドラーのような、いざとなれば全てを投げ捨てる覚悟で生きていきたいと思います。
海外の映画は普段は字幕で見ますが、今週他界した声優の田中敦子さんの役を聞くために吹き替えで見ました。有名な映画に数多く出ているので、吹き替えで映画を見たことがあればきっと一度は聞いたことがあるはず。ご冥福をお祈りします。草薙素子役で出ていた攻殻機動隊も見直したい。
今週の写真
マイナビアートスクエアで展示されている苅部太郎さんの展示を見に行きました。これまで訪れたギャラリーの中でも一番景色の良いギャラリーです。銀座の一等地にありながら、人も少なく静かで落ち着いていて、通うギャラリーリストの一つに入りました。
作品は生成AIで作られたもので、このような形の作風は私が見たものだけでも既に3人目です。たしかに美しいのかもしれませんが、パッと見て生成AIを利用したものだと分かりますし、芸術作品の生成AIブームはそろそろ賞味期限を迎えそうな気がしました。これまで見たものの中では、MATTHEW STONEの作品( 14通目 )に一番生成AIを使いこなしている感がありました。これから芸術作品に生成AIを使用するなら、MATTHEW STONEの作品くらい一捻り、二捻りアイディアが加えられたものが見たいです。
こちらはSOMギャラリーで開かれている渡邊涼太さんの展示の写真です。この方の作品のような、絵筆の痕跡がはっきり分かる作品をみると、やはり私は手間暇かけられた芸術作品の方が好みです。
大型作品以外は全て売れていました。AIが台頭する時代だからこそ、筆跡がはっきりしていて、人が作ったとわかりやすい作品ほど価値が高まるのかもしれません。
今週のアプリ
Retroは身近な知人と写真を共有できるアプリです。開発会社はLone Palm Labs。投稿した写真を見られるのは相互フォローしている相手のみの、古き良き時代のSNSです。
このアプリの素晴らしいところは、登録したユーザーに対して、無料で撮影した写真のポストカードを送付してくれることです。実際に、私の家にもポストカードが届きました。「そんなことある?」と言いたくなりますが、たしかにかかるコストは大したことがなく(安そうな印刷でオランダのスキーダム?からポストカードが送られてきました)、それに対するユーザーの感動は大きなものです(私は続けたくなりました)。リテンションに効く施策として、投資対効果は高そうです。
今の所、私は42日間連続で日々の普通の写真を投稿しています。まだしばらく続けてみようと思うので、気になる方はユーザー名「 mashikuma 」で探してみてくださいね。
今週の音楽
MOROHA Ⅱ - MOROHA
歌詞が大好きなMOROHA。どの曲も好きですが、おすすめはセカンドアルバムの三文銭。
噂によると夢は生き物で愚痴や言い訳ですぐに弱っちまうらしいんだ
東京という街の地面はね 夢破れた奴らの屍で出来てる
良い歌詞だ、気合が入ります。
シンドラーくらいになると、勝ち負けじゃないと思えそうです。
勝ち負けじゃないと思えるところまで、私は勝ちにこだわりたい。
おやすみなさい。