経営は態度、49通目
色んな出来事があり、いつも通りの濃い一週間でした。多くの方々とお話しする中、経営者の方に「経営はスキルではない。経営は態度だよ」と諭して頂きました。
ある判断において自信をもてず、意図を問われた際に曖昧な返答になってしまった際にかけてもらえた言葉です。得意ではない領域の判断を求められたとしても、どうすることが一番会社のためになるか、そのことを想い問い続けること。中途半端な判断は絶対にしないこと。そう考える態度が重要で、実質的には会社経営にスキルは必要ないとのことです。
会社経営は「カンニングができる勝負」だとも認識しています。すぐさまその場で問題を与えられて判断しなければならないことは本当に稀で、大抵の場合は聞いたり確認したり調べたりする余裕があります。判断に迷うときは、情報が足りないだけ。しかし、難しく感じられる理由は、ほとんどの人が、私も含めて、その調べる行為を怠ってしまうことにあります。「わからないから」とか「苦手だから」とか「時間がないから」とか、くだらない理由で「カンニングができる勝負」をカンニングせずに臨もうとしてしまいます。
判断を迫られた際に、情報が足りなければ確認(カンニング)して、情報が出揃えば会社のためになることを選ぶ。そうしようと常に心がけている態度を持つことが社長としての心構えになると、考えさせられた週でした。
週末の勉強会で、経営者の方が「AにするかBにするか、判断に迷うことはない。迷うとしたらタイミングだけ」とお話しするのを聞き、一週間の話が繋がり、気持ちよさを覚えた週となりました。
今週の写真
SNOW Contemporary で行われている KAMI の展示を見に行きました。点線の使い方がとてもかわいらしいです、今度自分でグラフィティを描く際に真似してみたくなりました。壁に描かれている曲線と、その上に並べられているキャンバスの組み合わせが気持ちがいい展示でした。SNOW Contemporary は2回目でしたが、どちらも良い展示でした。
CONTRAST で行われている展示を見に行ったら、友人の先輩がこの展示のグラフィックを手掛けていたらしく、連絡をくれました。綺麗なロゴだなと思いながら見ていたので、某有名デザイン事務所にいる友人の先輩だということを聞いて納得しました。
今週の本
1984年(後半)
前回のsubstackでは前半まで読んだ状態で書いていたのですが、まさかの後半の展開に苦しみながら読み進めました。前情報を一切なしに読んでいたのですが、ちょうど綺麗に展開が変わるところまで読んでいたようです。救いようのないディストピアが味わえる至極の一冊です。
今週の音楽
Rei Harakami - Unrest
今週のアプリ
スウェーデンの非営利団体である29kのアプリです。2023年のベストグーグルプレイアプリに選ばれたAwareを運営している団体の別のアプリになります。29kというユニークな名前は、人間の平均寿命である29000日に由来しています。
メンタルヘルスを支援する29kでは、不特定多数の人間とグループになり、会話をする機能がついています。参加するには相当障壁を感じやすい機能ですが、この機能を始める画面で「Learn more」を押すと、4つのセクションに分かれた丁寧な説明文を見ることができます。
文字をたくさん書いたからといって読まれることは稀で、なるべく文字は少ない方が良いです。それでも、丁寧すぎるほどのヘルプを用意してあげることは、次に進むべきか迷ってるユーザーの不安を取り除き、利用を一押ししてくれるかもしれません。
今週の映画
エクスシスト ( 3/10点 )
小島秀夫監督がオススメしていたエクソシストを見ました。子役の演技や音楽、特殊メイクなど映画の作りは素晴らしいですが、宗教色が強い悪魔パターンの映画は自分はあまり興味が持てないということがわかりました。コンスタンティンも途中で飽きて、最後まで見られませんでした。
小島秀夫監督のデスストランディングがアプリで出ています。
来週は新潟からスタートです。
おやすみなさい。