171. Raid System
信念への執着。
自分の信念を貫くことを決めました。
18年前から掲げてきた「優しく易しく親しみのある表現」。これを持ち続けることが自分の核であり、ひとつの信念として生きてきました。しかしこの数年間、その信念からズレていたけれど目を背けていたことがあります。見て見ぬふりをして、我慢を続けてきました。そのことがどうしても許せず、とうとうその妥協を断つことを決めました。
誰かを傷つけたり悲しませたりして成り立つものは、いつか綻びが出ます。綻びを出さずに人を惹きつけていくためには、相手に優しく、分かり易く、親しみを持ってものごとを伝えていくことが欠かせません。それができない状況なら、屈せずに、変えるしかありません。
私は、抱いた信念を曲げず、どれだけ時間がかかっても執着し続けられること、それが自分の強みのようです。ちょうど今週、そのようなことを社員から言われました。違う文脈で言われましたが、思わず背中を押される言葉となりました。
自分の決断が間違いにならないように、全力で努めていきます。
今週の写真
SCAI THE BATHHOUSEで行われている中西夏之の「眩しいことの研究」展を観た際の写真です。1935年生まれで既に亡くなられている芸術家ですが、白・灰色・紫・黄緑の特徴的な配色で作られた作品群は、古さを一切感じさせません。
流行に左右されず、自分の信念に従い描き続けると、古くなりづらいのかもしれません。
中西夏之は長い間芸術に向き合い続け、「絵画とは眩しいことの研究である」という言葉を残したということです。「知ることの極限」が「眩しいこと」につながることを見出した人の作品群は、今の時代においても古さを感じさせず、眩しいままでした。
SCAI THE BATHHOUSEが上野ということもあり、海外の方も数組訪れていました。日本の美しい芸術文化を旅行の良い思い出にしてもらえたら嬉しいです。
今週の音楽
Broken Haze - Raid System
先日、ある経営者との会話で、私が元々デザイナーであり趣味でグラフィティを描く話をしたところ、「こういうのが好きなんです」とスマホで調べてBunkamuraのグラフィティを見せてもらいました。
初めて見たグラフィティでしたが、同じようなものを見たことがあり、Broken Hazeというアーティストが2008年にリリースしたRaid Systemというアルバムのアートワークを見せながら「同じ人が手がけたものでしょうか?」と尋ねてみました。
すると、アートワークを手がけた人が同じかどうかより、Broken Hazeを知ってること自体に驚かれ、話が盛り上がりました。
Bunkamuraのグラフィティは、調べると大山エンリコイサムというアーティストが手掛けていることがわかりました。しかし、Broken Hazeのアートワークを手掛けたかどうかは調べても一切出てきません。アルバムのリリースが2008年と古いため、公式の情報が残っていないようでした。
絶対に同じ人であると考え、CDアルバムの裏が映っている画像を探したところ、「cover artwork by ooyama enricoisamu」の文字。やりました。AIの知らない答えに辿り着き、AIに勝利しました。15年以上前のアルバムのアートワークを覚えていてそれを壁画で思い出す自分に驚きましたし、15年以上同じ作風で描き続ける芸術家の信念にも驚きました。
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Raid Systemは、Keisuke ItoのソロプロジェクトであるBroken Hazeが、2008年にリリースした1stアルバムです。複数のアルバムを出していますが、この最初のアルバムが一番重低音が響き、EDMの軽さがなく、サイバーパンク感に溢れていて大好きでした。何回聞いたかわかりません。今聞いてもかっこよくておすすめです。調べたら、同じような人がいました。
今週の映画
L.A. Confidential(1997年) 10点中6点
映画大好きな社長に再びおすすめしてもらえたこちらの映画を見ました。クライムサスペンスの金字塔とのこと。「ロロトマシ」の使い方には痺れましたが、この表現は原作にはないそうです。映画という短尺の中でストーリーを展開させるための素晴らしい演出でした。
登場人物が多くて人の顔と名前が一致せず、理解に少し時間がかかってしまいました。原作がかなり長い小説のようなので、二時間程度に収めれらているだけでも高評価なのかもしれません。
今週のアプリ
Marvel Unlimited ( iOS Android )
マーベルの漫画が読めるアプリです。日本語には対応していません。
国内の漫画アプリは要素を詰め込みすぎるレイアウトで作られている傾向にありますが、マーベルのアプリは余白を多く取り、一覧しやすい見た目となっています。
このアプリの良い点は、シリーズものを表現する際に、実際に重ねたような見た目(画像内右側)で表現されていることです。紙の漫画本の見た目の良さを踏襲して、アプリに落とし込んでいます。また、この表現では、よく見ると同じ表紙画像の中心をずらして拡大して別の画像に見えるようにして積み重ねられており、一枚の画像だけで処理されています。積み重ねを表現しようと思うと、一般的には表紙を1巻から順に2巻、3巻と表紙を並べていきたいところですが、速度を優先するために一枚の画像で表現したのだと思います。この点だけでも読み込まなければならない画像の数が3分の一になり、速度が大きく変わります。
無駄な遅延でユーザーにストレスを与えず、かつ直感的で良い見た目でシリーズものを伝えている努力の紹介でした。
今週の花
トリテレイア(ブローディア)
出張中のホテルに飾っていました。ブローディアという名前で売られていましたが、wikipedia によると、ブローディアはかつて属していた花の総称であり、正しくはトリテレイアとのことです。
現在ではブローディアエア属は複数の属に再編され、ブローディアと呼ばれる植物の多くは既にこの属にない。しかし市場では分類の再編後も一般にブローディアの名で流通している。「ブローディア」の名は総称であるが、特にトリテレイア・ブリッジェシー (Triteleia bridgesii) を指して使われることも多い。
花の名前、難しすぎます。花屋で働く人はみんな正しく覚えているのだろうか。
日常で必要になったアプリを新規会員登録の画面から進んだ後、無意識にログアウトして再びログインし、違うルートを試していました。見事にゲストモードからログインすることができない不具合を見つけてしまいました。職業病です。
問い合わせフォームに不具合報告しようかな。
おやすみなさい。良い夜を。










Broken Hazeなつかし〜!!