実態に即した誠実な姿勢
資本業務提携を2社と結んでから、3ヶ月ほど経ちました。今も毎日のように2社の方々と連携し、提携を強めています。こちらの社員と提携先の方々と、多くの人を巻き込みながら進めています。
資本業務提携に関して、周りの方からは「良くある資本業務提携は始める時が一番熱量が高く、結び終わるとすぐに冷める。形だけの提携になるものがほとんどだ。どうせ今回もそうなんだろう。」と言われることが多々ありました。確かに、ニュースリリースだけ出した後に、その後の話を聞かないものが多くあるように思います。
私は、そのような見せかけだけの実態のない取り組みが一番嫌いです。会社のみてくれを良くするための実態の伴わない宣伝ではなく、実態に即した誠実な姿勢を見せることが、社会の公器を目指す会社の正しい姿だと考えています。
提携した2社は、本当に良い関係を構築できると考えたからこそ選びました。見せかけだけの提携には絶対にしないよう、結果が出せるように努めます。2社同時の提携が本当に難しい試みだということは、提携を進めた自分が一番よく理解しています。それでも、必ず何かしらの結果を残せるよう、他社には真似できない提携にできるよう、引き続き粉骨砕身の努力で臨みます。
今週の写真
東京オペラシティアートギャラリーで行われている松谷武判の展示の写真です。1960年代当時の新素材であるボンドを使った有機的なフォルムが特徴的な作品を多く手がける芸術家です。見たことのない形の数々で、作り方が想像できない作品群に魅了されます。
展示室の2階に作成風景をまとめた動画がありました。普段は動画作品を飛ばす私も、興味深く最後まで見入ってしまいました。ある程度乾かしたボンドにストローを刺して膨らませる、という方法で不思議な作品群を作っているとのことです。
ボンドを用いない平面作品もあります。ボンドを用いた作品群と平面構成の形が似ており、作家の一貫性が感じられました。
後半には鉛筆の黒を用いた作品が並びます。ボンドの弛みとグラファイトのてかりが、見たことのない組み合わせで見る人を楽しませてくれます。
オペラシティは毎回外れのない最高の美術館です。
今週の音楽
先週に引き続き、音楽好きの内定者から教えてもらった次のアーティストは、カナダ人のPetal Supply。こちらもBPMが早めで歪ませた声と高音が特徴的なハイパーポップのジャンルです。
紹介するデビューEPの「Hey」もいいですが、こちらの動画ではハイパーポップの曲を取り入れながら踊れる音楽で魅せてくれます。
今週のアプリ
Bloom( iOSのみ )
このアプリはアンビエントミュージックの巨匠であるブラインイーノが手がけたアプリです。なんと、リリースは2008年。
現在verは3.2で、最終アップデートは2023年。最新のデバイスにも対応しました。良いアプリの7ヶ条でも「継続的に改善されている」ことを掲げていますが、15年間も継続的に改善できたアプリはほぼありません。
コンセプトが面白いからこそ、今でも古さを感じずに楽しめる素晴らしいアプリです。
今週の映画
最後の追跡(2016年) 10点中8点
ふと思いついてAI( claude )におすすめ映画を聞き、そのまま鑑賞してみました。見たいものリストにない映画で内容をほぼ知らないまま見てみましたが、新鮮味があり楽しめました。
長回しから突然の暴力で始まる冒頭が新鮮で惹きつけられます。哀愁漂う音楽と強盗のシーンの組み合わせがハッピーエンドにはならなそうな演出として素敵でした。映像はどのカットも美しく好みでした。脚本家のテイラーシェリダンは「ボーダーライン」も「ウインドリバー」も面白かったので、他の映画も追いかけてみることにします。
明日は久しぶりに一日デザインをする予定です。楽しみだ。
おやすみなさい!