みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
私は、友人に送るモンゴル関連のどうでもいいメッセージを、間違えて(気軽にやり取りする間柄ではない)関係先の会社の社長に送信してしまい、あまりの大失態に半日くらい気を失ってました。辛いことがあったら、私のことを思い出してください。こんな私でも元気ですので、ご安心ください。
上場企業とそうではない企業の差
詳細は書けませんが、社長のコンプライアンス意識が気になる話が今週だけで2回もありました。セミナーと、交流イベントと、それぞれ別の会社です。トピックは女性軽視と経費の私的流用。どちらの方も自信満々に語られていましたが、正直なところ自分が従業員なら勘弁したくなる内容でした。
上場審査のプロセスでは、コンプライアンスの意識を強く持たされる機会があるため、一度受けた私は余計気になるようになったのかもしれません。上場審査は経営者のコンプライアンス意識を変えるという意味で、大きな価値のある時間なんだろうと思います。
海外旅行がくれた魔法の力
久々の海外旅行で活力を手に入れて、コロナで鬱屈していた状況の終わりをようやく肌で感じられました。世界の広さを思い出し、狭くなっていた視野を無理やり広げられたように思います。
モンゴルの何もない壮大な大草原は、実はうるさくて汚かったです。大量の昆虫の羽音と、大量の動物の糞。静かで綺麗なところが好きなので、寒い季節の方が虫や動物が少なくて好みかもしれません。こうしたことは写真だけでは伝わらず、まさに現地でしか体験できない内容です。
また海外旅行に行きたくなりました。次はジョージアか、南極か。いつか行けると思うと、日々の仕事にもより精が出せます。次の目標を早めに定めようと思います。
今週の写真
東京国立博物館で開かれている内藤礼の個展「生まれておいで 生きておいで」をみた際の、作品以外を写した写真です。作品は全て写真撮影不可でした。たしかに内藤礼の作品は生で見ないと意味がない気がします。
この方の作品は空気感が一貫しています。水とか風とか重みとか、普段感じることのない自然の摂理が見えるようになり、味合わせてくれる作品ばかりです。日本で一番有名な作品は豊島美術館に飾られている作品で、私が世界でいちばん大好きな美術館です。一番日本らしい芸術家を挙げろと言われたら内藤礼を挙げそうです。「ハレとケ」のケ、ごく普通の日常生活の中にある美しさを見せてくれる芸術家だと勝手に思っています。
以前内藤礼の本を読んで、沖縄の「奥」と呼ばれる地域(沖縄本島の最北端)に行ったことがあります。街から離れ俗脱したように感じる地域は、まさに内藤礼のイメージにピッタリで嬉しくなった覚えがあります。
東京国立博物館自体は8割が外国人でしたが、内藤礼の作品の部屋は10割日本人でした。たしかに、外国人観光客が見ても完全に物足りなさそうな作品です。
今週の音楽
Special Favorite Music - World’s Magic
J-POPです。7人のバンド編成だったSpecial Favorite Musicが2016年にリリースしたデビューアルバムです。優しくて聴きやすくて、大好きで聞き続けています。今は4人脱退して3人での活動になったため、7人編成が聞けるフルアルバムはこの1stと2ndアルバムだけ。公式サイトのドメインがよくある現金詐欺サイト(詐欺サイトに飛びます注意)に乗っ取られていて辛い気持ちになります。ITに携わる身としては、アーティスト側が維持管理するのは難しいだろうし、制作側がドメインの取得時に覚悟と責任を持って守り続けてあげる配慮をもってほしいと願います。
話がずれましたが、捨て曲なしの素敵なアルバムです。メンバー脱退が悔やまれる。
今週のアプリ
日本にあるNature 株式会社が開発している Nature Remo を操作するためのアプリです。スマートホーム用のアプリではドイツの会社の Eve を使用していましたが、アプリは良い出来とはいえませんでした(Appleが推している製品であるにも関わらず!)。Nature HomeとEveを比較して、同じような機能でもUIが変わるとこうも体験が変わるのかと、感動を覚えました。世界でも戦える数少ない日本のアプリの一つとして、全力で応援します。
このアプリの素晴らしいところは、教わらなくても使えることです。デバイスを設定する必要があるタイプのアプリでは、ユーザーをいかに初期設定で迷わせないかが重要ですが、アプリ内の最低限の量のテキストと図で設定完了まで辿り着かせてくれました。デバイスからソフトウェアまで一貫して用意できる会社だからこそ実現できる内容だと思います。
今週の映画
ゴッドファーザー( 1972 ) 10点中10点
アウトレイジ三部作を見たら、見なければならないのは伝説のゴッドファーザー三部作。ヤクザもマフィアも仁義と愛に溢れていて最高です。いつでも家族を大切にするヴィトー・コルリオーネが大好き。息子のマイケルが初めて敵を殺めることに挑戦するシーンが素晴らしすぎて何回見てもドキドキします。あまりに好きな映画なので、とうとうデータを購入しました。