朝一キックオフMTG
先週は資本業務提携の内容を社員に伝えるところから始まりました。朝からフルパワーで、全社員に向けて一時間半近く話しました。自分なりに伝えたいことを伝え切ったつもりです。175人全員にわかりやすく伝えるということは本当に難しく、会社の規模が大きくなるたびに難易度が上がることを肌身で感じています。「資本業務提携について、新卒社員が親に聞かれても答えられる説明」を意識して組み立てました。既存社員にも分かりやすいように気になりそうなポイントはすべて触れたつもりです。一人でも多くの社員が納得してくれていることを願います。
今週は、提携先の方々を全社員に紹介するイベントがあります。このイベントさえ乗り切れば、資本業務提携関連のお話が一旦落ち着きます。実際は今後の取り組みがメインなので(当たり前ですが)、正確にいうと実務が動き出す次の段階に移ります。交渉から始まった長い提携のお話も、株主と従業員に正しく紹介して、受け入れてもらうことで大きな一区切りを迎えられそうです。ようやく見えた区切りまであと少し、頑張ります。
健康診断
ここ半年、凄まじい重圧に晒されながら過酷な労働を続けて来ましたが、今週はその状態のまま健康診断に行きました。月曜からほぼ完徹でどうせ最悪だろうと思ったら、まさかの数値が全て改善していて驚愕しました。医者曰く「同じ生活を続けなさい」とのこと。何でやねん。労働は健康の元、労働は体に良い。仕事が好きな星のもとに生まれたようです。
今週の写真
岡山県にあるA&Aのひとつ、ジョナサンハセガワに宿泊した際の写真です。芸術家と建築家が二人一組で作り上げた建造物に宿泊できるなんて、芸術好きには堪らない最高の空間でした。設計から芸術家と建築家が創り上げているため、どこまで芸術家の意思でどこまで建築家の意思なのか分からないところが素晴らしく、お互いの意思が完全に溶け合い馴染みきった空間になっています。
部屋の中央に斜めに突き刺さる打ちっぱなしの分厚いコンクリートや、高さが3階建分ほどあるトイレのドア、外の屋根と一続きで繋がるもつ室内の屋根など、どこをみても楽しめる建築物でした。
ホテルというよりも、芸術空間を肌で感じるための施設という印象でした。もう一棟もとても気になるので、機会があれば行ってみたいです。
岡山には、知人とtofubeatsと長谷川白紙のライブを見るために行きました。時間に余裕を持って出たにも関わらず、まさかの新幹線が途中で停止。見たかった長谷川白紙は前半だったので全く見られず、tofubeatsも最後の一、二曲しか聞けず、悲惨な目に遭いました。知人とラーメンを食べに岡山に… まあホテルも良かったし、知人とも久々にゆっくり話せたので良かったです。元気そうで何よりでした。
今週の音楽
Kiasmos - Ⅱ
Kiasmosは、アイスランド出身者とフェロー諸島(デンマーク領ですがアイスランドのすぐそば)出身者の二人組ユニットです。昔、アイスランドをのんびり数週間かけてドライブしていた時にたっぷり聴いていたアーティストなのですが、数日前に10年ぶりのアルバムが出ました。10年経っても音楽性は変わらず、前のアルバムの正統進化としてリリースされました。懐かしくてアイスランドに行きたくなります。アイスランドを一周する際はお供にどうぞ。
今週のアプリ
EXアプリ | JR東海公式 ( iOS Android )
今回は国産のアプリです。不具合だらけのようでアプリのレビュー評価は低めですが(私もクレジットカードのエラーで困ったことはありますが)、それでも「新幹線の切符を買う」という目的に特化して分かりやすい作りになっている評価すべきアプリだと思います。私は移動が多く、東西どちらの新幹線も頻繁に利用しますが、比較するとJR東海のアプリの出来の良さを実感できます。
頻繁に利用するユーザーが多くいそうな機能をアプリで提供していることが素晴らしいです。特に良いところは「タブなしデザインで割り切ったところ」と「要素の多いホーム画面でも、一番優先度の高い予約ボタンに目が行くようにできているところ」です。
新幹線を予約するという機能に特化させることで、タブなしの画面構成を実現しています。切符の予約は複雑になることが多いため、タブがないことで必ずホームに戻る一本道の画面遷移にして、少しでもユーザーが迷うきっかけを減らそうとする気概が感じられます。
要素の多いホーム画面でも、本当に押したい予約ボタンの位置がすぐにわかる見た目になっています。ウェブに飛ぶボタンは薄い水色が敷かれ、他の白いボタンは太い枠線がなく、パッと見た時は「自然と白くて太い枠線のある予約ボタン」に目が行くようになっています。多様な利害関係者からの要望で詰め込まなければならない要素が多いのだろうと推察しますが、そうした中でも使いたいボタンにパッと辿り着けるのは優れたデザインの力です。
今週の映画
首(2024年) 10点中8点
大好きな北野武の映画です。いきなり美麗なグロ描写を出す北野武のセンスが最高です。深作欣二の『仁義なき戦い』のような赤い筆文字のキャプションと、黒澤明の『蜘蛛巣城』を彷彿とさせる弓矢合戦の始まりで、任侠映画好きにはたまりません。戦国版アウトレイジとも呼ぶべきこの映画は、すべてのシーンが美しく、どこを切り取っても絵になる素晴らしい作りでした。特に衣装の色味が良い。饅頭を食べさせるシーンは、アウトレイジの野球のシーンにも似た強烈さで北野映画らしさを感じられました。
来週は、一区切りのイベントを終えたら、コロナ明け初の海外旅行に行きます。
substackは海外からお届けする予定です。お楽しみに。