とうとうここまで来ました、42通目
毎週末、懲りずに日曜深夜にこの文章を書いています。substackがあることで、毎週カメラを持ち歩き、音楽を貪り、良いアプリにアンテナを張り続ける生活を送っています。悪くないです。substackを始めてから、好きなものへの探究心がより深まるようになりました。
孔子の論語において「真心をもっていたか、言葉と行いは同じだったか、受け売りな知識をひけらかしていないか。」という言葉があります。書く言葉一つ一つが受け売りな知識にならないよう、体験したり調べたりした上で文字を届けるようにしています。
毎週のように刺激を求め(求めていなくても刺激が入る生活ではありますが)、惰性によるルーティンを送ることなく42周目を迎えることになりました。少しずつ購読者が増えていき、嬉しく思う毎日です。これからもよろしくお願いします。
釧路高専での話
ご縁があり、釧路高専で講演と座談会を行いました。与えられた短い時間の中で、なるべく学生のためになれたらと思い、一つ一つの質問に答えていきました。一企業の社長が学生の進路相談に乗ることもなかなかないだろうと思い、面接で見るポイントや学生時代の過ごし方など、学生の知りたい質問に丁寧に答えていきました。
釧路から会社に戻り、日常の業務に追われて北海道での出来事が頭から追いやられる中、週末に学生の一人から丁寧な感謝のメールが送られてきました。たった1通のメールですが、誰かのためになれたという実感を感じられたことが本当に嬉しくなりました。『来年度も御来校頂き、後輩達にもお話しいただけると嬉しく思います』だなんて言われると、また無理やり時間を作って行きたくなります。釧路、遠いんですけどね。
毎日、短期的な売上と人員配置と事業計画に追われる中(もちろん釧路にいる間でもリモートで打ち合わせだらけ)、たとえ一円にもならない地道な仕事だとしても、未来の日本を創る学生のために体を張る仕事が、自分の立場でしか成し得ない超長期的な会社の動力になると信じて続けています。
写真は釧路の街の風景です。講演当日は雪はありませんでしたが、一晩寝ると真っ白になっていました。
今週の写真
同じ大学出身の同年代で、最もすごい Tomo Koizumi の展示を見に行った時の写真です。レディーガガやビョーク、パフュームやオリンピックでのミーシャの衣装などを手掛け、行くところまで行ってしまった友人。私が映像サークルにいた大学時代に、一緒にファッションショーをしたことが信じられないくらい、有名な人になってしまいました。
そんな彼が実は高専に一度入学していたという話を聞いて、不思議な縁を感じました。彼自身は高専をすぐに中退し、別の高校に入り直し、私と同じ大学に入ることになるのですが、自分の会社の高専との繋がりの強さを話したらびっくりしていました。
今週の音楽
fabric presents Sama' Abdulhadi - Sama' Abdulhadi
大好きなレーベルのFabric Londonより、パレスチナ人アーティスト、サマ・アブドゥルハーディーのミックスアルバムです。パレスチナのテクノ女王としてボイラールームに取り上げられています。ゴリゴリのテクノの70分のアルバムで、彼女が選んだ曲のアーティストは意図せずして彼女と似たようなラテン系の出身の人が多くなったとのことです。私も気がつくと寒くて冷たくて暗い国の曲ばかり聞いていて、新潟出身の影響があるのかもしれません。
今週のアプリ
Imprint: Learn Visually ( iOS Android )
Imprintは、11月に発表されたGoogle Play’s best apps で表彰されたBest Appです。
出尽くしたように思えるニュースカテゴリーの領域でも、まだまだ新しいことに挑戦するサービスが出てくるので、アプリは本当に面白いです。アイコンは一昔前に流行したInstapaperとほぼ同じで、懐かしさがありました。
このアプリのいいところは、短いテキストに合わせた独自のアニメーションにより記憶に残る学習を提供していることです。全ての文章にアニメーションを用意している手数の多さ、労力のかけ具合に驚きました。新しい時代のe-learningはこうあるべきなんだろうと思わされます。
日本語には対応していませんが、新しいサービスを体験してみてください(オンボーディングがかなり長めなので時間があるときに体験してみてください)。
来週も月曜からバタバタしそう。年末、頑張ります。おやすみなさい。