コロナで意識が朦朧としながらお送りします、22通目。
とうとう新型コロナウイルスに罹患しました。会食や対面を外せない重要な打ち合わせなど人と会う機会も多いため、人一倍気をつけて動いていたのでこれまで一度も罹患せずに済んできましたが、ついに今週末に罹患しました。それも、友人と二人で来ていた旅行先の青森で、電波の繋がらない人里離れた宿で発症しました。大きなイベントの後に、ネットから離れてリセットしようと選んだ宿でした。
近場にコンビニはもちろん病院もなく、消灯10時で、宿というか宿坊のため「サービス業ではありません」と書かれているようなところで発症してしまい、地獄を見ました。夜、突然の高熱で目が覚めて、訳が分からずガチガチ震えながら布団の中でうずくまり、隣で寝ている友人を起こさないように耐え、一睡もできないまま朝を迎えました。
その後も全く体調が戻らないため予定をキャンセルし、数時間かけて薬局まで向かいコロナの陽性だと発覚。旅行を中止し、ビジネスホテルで自主隔離しています。一緒に来ていた友人にはこれ以上ないくらい迷惑をかけてしまいました。食事が横向きに座る宿で、部屋も広々としていたため、友人に感染しなかったことが唯一の救いです。
そして、ホテルでうんうんと唸り続けて今を迎えました。いろんなことを書きたい週でしたが、まさかこんなことになるとは。
今週の写真
コロナウイルスが発症する直前に撮影した恐山の写真です。この世のものとは思えない風景に絶句しました。積まれた石の山がいくつもあり、どこから人がデザインしどこから自然がデザインしたものなのか区別のつかない、異様な風景でした。
この後、地獄との結びつきが強い恐山で、本当の地獄を見ることになるとは…
今週の音楽
Kidkanevil - BUBBLE
恐山に行くドライブの途中でかけていた音楽です。
日本好きなキッドカネビルが「架空のRPGゲームのサウンドトラック」を想定して手がけた作品です。過去に日本人と二人で手がけた kidsuke というアルバムがあり、大好きで良く聴いていたため念願のアルバムです。kidsukeのアルバムと合わせてどうぞ。
Shrine Island… しばらくこのアルバムを聴くと、恐山の宿坊での地獄を思い出しそうです…
今週のアプリ
The Athletic ( iOS Android )
スポーツニュースのアプリです。好きなチームを登録すると、そのチームに関連したニュースが見られます。ジアスレチック社は2022年、ニューヨークタイムズに買収されています。
このアプリの素晴らしいところは、複数種類のスポーツチームがあるにも関わらず、どれも美しいインターフェースが用意されていること。日本で同じようなアプリを手掛けようとすると、データの集め方という点で頓挫することになりそうです。それぞれが異なるプラットフォーム上のデータがある中、よくこのような綺麗なサービスが作れたなと感銘を受けます。運営してきた方々の並々ならぬ努力の上に、このアプリはあるんだろうなということが伝わります。
日本のチームは対応していません。日本のスポーツでもこれくらい素晴らしいアプリが作れる(データの扱い方ができる)ようになるといいなあ。
解熱剤を飲みながら、なんとか書き切ることができました。
会社には延期、キャンセルの連絡を入れまくりで、来週1週間のことを考えたくありません。
まずは明日に熱だけでも下がることを祈ります、おやすみなさい。