まずは2通目、継続できた
今週は殊更にハードな一週間でしたが、何とか2通目を無事に書くことができました。このニュースレターを多くの人に登録して頂けたことに驚いています。メールアドレスを見るにあの人かな?など思うような昔からの知人や仲の良いアイツ、初めましての方など、多くの方に読んでもらえることが本当に励みになります。
みなさん、ありがとうございます。元気でやっています。
最終面接
私は必ず最終面接に出ています。今週は、最終面接で候補者に泣かれるという出来事がありました。候補者の方は、これまでの人生で苦労した経験があり、立ち直りを図り一念発起でエンジニアになることを目指していました。エンジニアとして1社目、多くの会社の中から弊社だけを受けにきてくれました。両親のサポートがあり独学で学ぶことができたようで、面接中に両親への感謝の気持ちから涙を流す場面がありました。
両親のために早く働きたい、エンジニアとして働きたいという強い気持ちと、面接に来られるようになるまでの独学の辛かった日々の感情が強く伝わる一場面。弊社では内定提示率は3%程度で、決して低いハードルではありません。最終面接まで来ているだけあり、作ったアプリの品質は独学にしては高く、弊社に入りたいとこんなにも強く思ってくれていることへの喜びと責任感を感じました。より多くの人を惹きつけることを目指す会社で、まずは一人、強く惹きつけることができたようです。地道ではありますが、一人一人関わる方を幸せにすることが、より多くの人を幸せにするための第一歩だと考え、経営者の使命として努めていきます。
面接の話
面接はこちらが選ぶだけではなくて、候補者側にも選ぶ権利があります。お互いが選び抜いて初めて、入社を選んでもらえるもの。そのためにも、たったの1時間でも素晴らしい時間にするために、工夫していることをいくつか書きます。
1つ目の質問は相手が一番話しやすいことから
社長になり、面接で相手が緊張することが本当に増えました(当たり前ですが)。面接の際の1つ目の質問は、必ず志望動機を聞くことにしてます。相手が答えやすいことから聞くこと、これは岩田さんから学びました。詰問したいわけではなく、相手をほぐして本性を引き出して、良いところを深く知ってから判断したいからです。どんなに緊張していてもそれだけは話せるだろうと考えて、まずは志望動機を聞いています。
相手の名前を口にする
面接時には、必ず相手の名前を覚えた上で臨み、相手の名前を自然と話せるようにしています。面接時に履歴書を確認せずに、目を見た状態で話せるように準備をしています。相手の名前を出すことで、「たくさん来ているうちの1候補者」ではなく「大切な○○さん」だと認識している、こちらも候補者に興味があるんだということを暗に伝えます。
履歴書を見ずに、相手のことを話す
また、履歴書を見ずに、調べた中で特定のワードを一つ話します。例えば「あの会社のあのサービスに携わられていたということですが、あの機能とても良いですよね?」「あの駅にお住まいとのことでしたが、〇〇って知ってます?」「趣味〇〇って書いてありましたが、実は私も好きなんですよ」というように、『こちらはあなたが書いたものを全部見てきましたよ』ということを伝えるように努めています。面接の前は履歴書を穴が開くほど見て、その人の人生を想像した上で臨んでいます。
今週の写真
埼玉県立近代美術館に戸谷成雄さんの作品を見にいきました。写真右下の作品が一番インパクトがありました。画像を拡大してみていただくと、この作品の圧倒的な手間のかかり具合がわかります。この作品は、内側の木をチェーンソーで削って作っています(動画7:09より)。作品の持つ気迫。圧倒的なまでの重厚感と、同じ高さにいてもその凄みが分からない面白さ(展示室の上からでしか中を見ることができない)を感じられる展示でした。
今週の音楽
エジプト、カイロのアーティスト。アラビックなジャングルのビートが最高です。他のアルバムは趣向の異なる音楽で好みではなかったので、ジャングルになった後の今後のアルバムが楽しみ。エジプト人のクラブミュージック、掘り甲斐がありそうです。
今週のアプリ
sweatcoin ( iOS Android )
歩くとポイントが貯まる 「walk to earn」 と呼ばれるジャンルのひとつです。STEPN や aglet など、似たようなアプリがいくつもある中で、SweatcoinはUIが一番綺麗に作られています。スマホを傾けると動く背景や、スクロールした際の歩数の見せ方(重複した情報が出ない工夫がされている)など、細かい配慮が多く見受けられ、いかに気持ちよくユーザーに立ち上げてもらおうかと考える設計者の気持ちが伝わります。
以上!
今週もありがとうございました。文字を書くのは難しいですね。
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