17. Hymn to Moisture
手に汗握り、「嫌われた監督」を読みました。
会社の大事な時期が続くため、１ヶ月ほどの間、短めにお送りします。
嫌われた監督、17通目
週末に「嫌われた監督」を読みました。プロ野球は全然詳しくありませんが、あまりに面白くて500ページ程ある本を一気に読んでしまいました。「監督」を「社長」に、「選手」を「従業員」に、「観客」を「株主」に読み替え、大事な試合の描写には手に汗を握りながら読み進める手が止まらなくなりました。
あまりに面白くて、日本シリーズで山井から岩瀬に継投した試合や、荒木が禁じられていたヘッドスライディングを行った試合など、わざわざ調べてYouTubeで動画を見てしまうほどには引き込まれました。
球団のため、監督のため、そんなことのために野球をやるな。自分のために野球をやれって、そう言ったんだ。勝敗の責任は俺が取る。お前らは自分の仕事の責任を取れってな
勝ちを取るチームを孤独に作り上げた落合監督。内容はもちろんですが、本の著者である記者の文筆能力の高さも相まって、また読み返したくなる本でした。オススメです。
今週の写真
代々木公園駅近くのギャラリー CONTRAST で行われていた Makers Space の展示を見に行きました。この写真に見える下地の空と雲は写真ではなく手で描かれていることが知れるのは実物を見た時だけです。作家が描く様子を想像しながら芸術作品と対面する時間が大好きです。
今週の音楽
Rrose - Hymn to Moisture
先日参加したFFKTに出演したRroseのアルバムです。Rroseは数日前に新しいアルバムを出していますが、古いほうのアルバムをご紹介します。ノイズ感のある、少しサイケデリックなテクノアルバム。FFKTのライブ時はかなり激し目でしたが、こちらのアルバムは聴きやすく、作業BGMにも最適です。
今週のアプリ
ボルシアドルトムントというドイツのサッカーチームのアプリです。
高い観客動員数を誇るこのサッカーチームはデジタルに力を入れており、その一つの施策として開発されているものがこのBVBアプリです。斜めに配置された黒と黄色のテキストはスポーツならではの躍動感を出し、ユーザーの満足感を高めてくれます。
このアプリの面白いところは、ゴールが決まった通知が来た時に、歓声が聞こえることです。通知音を歓声に変える遊び心が入っており、いかにもスポーツアプリらしさを出しています。力の入ったアプリは、画面のインターフェース以外にも細かな配慮が効いていることが多く、新しい発想に出会うたびにワクワクさせてくれます。
それではまた来週。