168. Ountera
AIスロップに埋もれない、自分の気持ちを自分の言葉で残していく価値。
ハラスメントが発生しやすい会社の規模
今週も最終面接に出続けていますが、候補者に経歴を確認する際に、前職でハラスメントを受けていたという話を聞く機会が少なくありません。そうした話を聞くたびに、世の中には良い会社ばかりではないということを改めて思い知らされます。
私は上場を目指す過程で、ハラスメントは会社を揺るがす許されない行為であることを嫌というほど学ぶため、これが世の中の一般的な常識だと思い込んでしまいがちですが、日本の現実はまだまだそこまで追いついていないようです。
ちなみに、私の会社のような200名程度の規模が、全ての企業規模の中で最もパワハラが起こる確率が高いと言われています。全員の顔がなんとなく見渡せる一方で、人間関係や配属が固定化しやすいためだそうです。
たしかに、大企業であれば配置転換で解決できる可能性があったり、逆に小規模な会社の場合、そのような問題が起きると会社自体が立ち行かなくなってしまいます。統計的には、200名程度の会社では、毎月1〜2回は職場のどこかで誰かがパワハラに悩んでおり、2ヶ月に1回はセクハラに該当する事案が起きていることになるようです。
良い会社であり続けるためには、「今は大丈夫」「うちは大丈夫」と安心するのではなく、問題を素早く検知する仕組みと、「ハラスメントは絶対に許されない」というメッセージを発信し続けることが不可欠です。
ハラスメントに限らず、会社の規模が大きくなればなるほど、重要なことを伝え続ける大切さを実感しています。大切なことは、何度も繰り返し伝えていく。社員一人ひとりの胸に深く刻み込んでもらえるよう、粘り強く伝えていきます。
今週の写真
Creative Museum Tokyo で開かれている空山基の個展を見た際の写真です。おすすめされて見に行きました。おそらく誰もが一度は見たことがあるであろう( エアロスミスのアルバムなど )芸術家ですが、真剣に向き合って作品を見たのは初めてでした。
今回の個展は自身最大の回顧展と言われており、その名の通り展示作品の量は膨大です。そして、一つ一つの絵画の描き込みには度肝を抜かれます。あまりの上手さにCGかと見間違うほどの作品ばかりでした。
休日に訪れたところ、大人気でとても混雑していました。昔から活躍する芸術家だったのでおじさん世代が多いのかと思いきや、若い女性が多かったことが意外でした。見る場合は平日がおすすめです。
また、会場内は一眼のカメラでの撮影のみ禁止されていたため、掲載されている写真は全てスマホで撮影したものです。美術館ではたまにこのようなパターンがありますが、私としては、一眼よりスマホの方がシャッター音がうるさいため、スマホを先に禁止にして欲しいと願います。
同じ作風で何十年もの間走り続けていることに圧倒される展示でした。多くの模型が並べられた空間があり、ブレードランナー2049を思い出しました。
今週の音楽
Ountera - HAFT
イランの首都、テヘラン出身の電子音楽アーティストです。緊張状態の続くイランにも素敵なアーティストがいるので、いち早く平和な状態になることを願います。
今週の映画
エイリアン(1979年)10点中9点
取引先で映画が大好きな社長がいて、いくつかお薦めしてもらったうちの一つが『エイリアン』です。有名すぎてノーマークでしたが、あまりに面白すぎて画面に釘付けになりました。もちろんCGなど無い時代で、セットの作り込みが尋常ではありません。ただ、とても素敵なセットがあるにも関わらず、顔のどアップで不安を煽る撮り方をしていたため、もっと見せてほしいと思ってしまいました。
『倒したと思った敵が実はまだ生きていて絶望を与える』パターンの元祖のひとつとのこと。こういう潮流を初めに手がけたオリジナル作品は素晴らしいですね。
今週の花
アスター(China Aster)
左のピンクの花はキク科のアスター。原産地は中国の北部であることから、英語名はChina Asterとなっています。
AIスロップが増え続ける世の中で、自分の気持ちを言葉にして残し続けると、それだけでも価値になる未来が来ています。substackを続ける価値が、相対的にも高まっていることを感じます。
明日も頑張りましょう。
おやすみなさい、良い夜を。








